About Us ページの重要性と制作ポイント
企業のストーリーと企業とのつながりが顧客にとってこれまで以上に重要になっているため、どのような企業なのかを的確に伝えることは重要性が増しています。
ミレニアル世代は価値があると感じたことに対して、お金を使うようになっています。企業が自分も大切にしていることを同じように気にしているかを確認します。
また実際にBtoB企業の場合はAbout Usページ(会社概要ページ)への閲覧数は多くなっているのではないでしょうか。アポイントを依頼する前に、どのような人が会社の責任者で、安心できるか会社なのか確認しますよね。
BtoB企業でもBtoC企業でもAbout Usページで企業のストーリーや使命を伝える重要性は高まっています、そこでAbout Usページの役割について紹介します。 もし、まだAbout Usページが充実していなければ、Webサイトで価値観とビジョンを共有し、顧客とのつながりを築きましょう。
FLOURISHのWebサイトでも、About Usページに関しては、時間が限られている中で後回し的な存在で制作してしまい、数年間は事業が変化しても変更せずにいました。今回はAbout Usページを見直すため、About Usのページを調査しました。お気に入りの About Us ページから、記載するべきことや構成要素に関して適用できるテクニックを共有したいと思います。
About Usページの重要性
About Usページ、つまり会社概要ページは、顧客がビジネスとそのストーリーについて知るために、最初に目にするページになります。顧客は、時間をかけて、注意を払って、ビジネスの内容を正しく理解しようとするため、とても重要なページです。
About Usページを充実させるメリット
1.信頼性
人々は誰とビジネスをするかを気にかけているので、あなたが誰で、なぜあなたの仕事が重要なのかを伝えます。
2.ブランドの透明性
製品やサービスの裏側でどのような取り組みをしているか、約束を守ってくれる会社かを伝えます。
3.価値観の共有
自分に合った価値観のブランドから購入する可能性が高いので、セールスポイントになります。
4.お客様とのつながり
ブランドを立ち上げた経緯、ストーリー、使命、価値観を伝え、会社やブランドに対して共感を感じてもらいます。
5.ウェブサイトの EAT を高める
企業情報を適切に掲載し、専門知識、権威、信頼性(EAT)を高めます。必要に応じて、著者と作成者の情報も追加します。(たとえば、サイト全体で複数の著者が存在する場合は、それぞれに個別に略歴を持ちます。)
About Usページの構成
About Usページは、日本の多くの企業サイトでは会社概要ページとも言われます。 ブランドのストーリーを共有するだけではなく、お客様のために何をしているか、お客様のニーズを満たすためにどのような取り組みをしているのかを伝えるページでもあります。
会社によってはAbout Usページに2~3つの短いセクションを割いているだけですが、会社概要ページを親ページに複数の子ページを持っていることもあります。
About Usページに構成する主なセクションやコンテンツは下記になります。
About Usページのコンテンツとは
1.顧客のために何をするのか
誰のために何をするのかまずは伝えましょう。
2.ブランドのストーリー/歴史/ビジョン
立ち上げた経緯、会社の歴史における主な成果や開発、大きいな問題に対する解決策。そして、これから先に何を達成したいのか、会社の将来の夢について語りましょう。
3.ミッション・コアバリュー
ミッションやコアバリューに対して長々とした説明は必要ありませんが、ミッション(使命)を示しましょう。また、ミッションを実現していくための「コアバリュー(自社の価値基準・行動規範)」も簡潔に記載しましょう。
4.リーダーとメンバーの紹介
通常、どのような人物が会社を管理しているのかを確認します。特に会社が新しいほど、この情報は重要になります。また、優秀な人材がいる場合、特筆事項になり得るでしょう。
5.プロセス、サービスの仕組み、または製品の製造方法
消費者は何よりもあなたの会社の内部を知りたがっています。商品の製造工程を説明するテキストと一緒に舞台裏の写真を使用することを検討してください。訪問者は自分が何を購入しているのか、どこから来てどのように製造されているのかを正確に知れたと安心します。
また、会社のユニークなセールスポイントを見つけ、会社概要ページでも注目を集められるように扱いましょう。たとえば、独自のセールス ポイントが寛大な返品ポリシーである場合、寛大な返品ポリシーを採用している理由に焦点を当てます。独自のセールス ポイントが再生可能な素材を使用した製品である場合は、それがブランドにとって重要な理由を説明してください。
6.社会的責任への取り組み
社会的責任への取り組みを紹介しましょう。地元のコミュニティや企業が支援する団体や機関への貢献については、言及しておくべきです。 例えば、地域のスポーツイベントへの協賛、研究機関への寄付など。
7.第三者からの評価
認定資格の取得、アワードの受賞やノミネートを記載しておくと良いでしょう。
8.会社概要ページを読んだ後に何をすべきかを伝える
会社概要ページを読み終えた後に次に何をすべきかについて指示を与えます。適切に配置された行動を促すフレーズ (CTA) をいくつか使用します。
サービス/製品をチェックしてください。
あなたのブログを読んでください。
ニュースレターにサインアップしてください。
イベントやセミナーに参加してください。
9. 一緒に働きましょう
求職者も顧客同様に会社に興味を持っています。採用ページへのリンクも忘れずに!
業界や販売する商品、製品/サービスの独自性などにも依存するので、顧客の立場に立って具体的に構成などは考えるといいでしょう。
About Usページの制作ポイント
ストーリーを語る
持続可能性や社会的責任への取り組みを強調する
住所と連絡先の詳細を含める
さまざまな形式のメディアを含める
専門用語を取り除く
他の人の意見を聞く
ミレニアル世代は価値があると感じたことに対して、お金を使うようになっています。会社の取り組みや使命は、共感を生み、消費者は選択に自信を持つことができるようになります。
カタカナや英語などの横文字が続く専門用語を多用すると、発信側は賢く見えると思っているかもしれませんが、わかりにくく退屈な可能性はあります。訪問者はきっと特長も掴めずにあなたの企業を記憶に残すこともないでしょう。
About Usページでは、単純で明確な言葉で、何をしているかを正確に伝えましょう。会話的な表現でもいいかもしれません。正解はないですが、企業のらしさを表しながらも距離を縮めて親しみを込めることを忘れずに。
さまざまな形式のメディアーー写真、タイムライン、ビデオ、またはインフォグラフィックの使用することで訪問者を楽しませましょう。
また、同じ企業で長い間働いていると、顧客がブランドをどのように見ているのか、自社のストロングポイントは何かを把握することは難しくなってきます。そういった場合は、客観的な意見が参考になります。友人や家族に意見を聞いたり、Web制作や広告代理店などの取引先に積極に相談したりすると客観的な意見が聞けます。
About Us ページを後回しにしてはいけません。主要なWeb サイトページであり、戦略的に作成および作成する必要があります。